[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]
【10月17日金曜日】第29期男女共同参画アドバイザー養成塾公開講座/男女共同参画セミナー「女性に対する暴力と地域社会の役割~性暴力やDVの基礎知識、被害者のトラウマケアを中心に~」を開催しました
- 開催日:
 - 令和7年10月17日(金)13:30~15:30
 
 東北大学大学院文学研究科准教授 小松原 織香(こまつばら おりか)さんを講師に、会場とオンラインでセミナーを開催しました。
まず、「性暴力とは何か?」について、男女間における暴力に関する調査のデータをもとに、身近にたくさんの性的な暴力が起きており、被害者は誰にも言えずに社会の中で暮らしていることが多い現状を説明されました。
次に、DVには身体的、精神的、性的、経済的暴力のほか、子どもの面前での暴力もDVであること、別れなかった理由には男女差があることが説明されました。また、「どこからが暴力か」を事例から考えましたが、人によって答えはバラバラとのことです。一方のパートナーが継続して他方をコントロールするパターンができると、他の人には暴力にならないことでも、被害者にとっては十分に暴力になるとの説明でした。
被害者のトラウマと回復についてのお話の後、私たちの被害者への関わり方では、被害者を中心に考え、「できることは何?」と案を持っていることが大切とのことでした。
地域社会には何ができるのか。誰もが性暴力やDVについて知りたいタイミングで学べるような環境づくり、常に情報を更新し、人とつながっていろいろな分野にまたがって考えること、との説明でした。小さな実践例として、職場や家庭などで性暴力やDVの本棚を作ること、読書会やミニ講演会などの提案がありました。
受講生からは「どこからが暴力になるかは人によって認識が異なるということを、1人1人が意識していないといけないと感じた」「相談されたら『助けてあげたい』と思うのは良くても、押しつけたり、『~してあげる』という思考で行動することも一種の加害であると気づいた」「地域社会に何ができるのか?人と人とを繋ぐ、DVや性暴力被害者支援で、大事なことだと思った」などの感想が寄せられました。
	まず、「性暴力とは何か?」について、男女間における暴力に関する調査のデータをもとに、身近にたくさんの性的な暴力が起きており、被害者は誰にも言えずに社会の中で暮らしていることが多い現状を説明されました。
次に、DVには身体的、精神的、性的、経済的暴力のほか、子どもの面前での暴力もDVであること、別れなかった理由には男女差があることが説明されました。また、「どこからが暴力か」を事例から考えましたが、人によって答えはバラバラとのことです。一方のパートナーが継続して他方をコントロールするパターンができると、他の人には暴力にならないことでも、被害者にとっては十分に暴力になるとの説明でした。
被害者のトラウマと回復についてのお話の後、私たちの被害者への関わり方では、被害者を中心に考え、「できることは何?」と案を持っていることが大切とのことでした。
地域社会には何ができるのか。誰もが性暴力やDVについて知りたいタイミングで学べるような環境づくり、常に情報を更新し、人とつながっていろいろな分野にまたがって考えること、との説明でした。小さな実践例として、職場や家庭などで性暴力やDVの本棚を作ること、読書会やミニ講演会などの提案がありました。
受講生からは「どこからが暴力になるかは人によって認識が異なるということを、1人1人が意識していないといけないと感じた」「相談されたら『助けてあげたい』と思うのは良くても、押しつけたり、『~してあげる』という思考で行動することも一種の加害であると気づいた」「地域社会に何ができるのか?人と人とを繋ぐ、DVや性暴力被害者支援で、大事なことだと思った」などの感想が寄せられました。