当センターの「女性のためのなやみ相談」の女性問題カウンセラーを講師に、意思とは関係なく働く自律神経のしくみと、体・こころのつながりを学び、自分らしく健康に過ごせるようになることをめざし、講義と参加者による個人ワーク等を通じて、自身と人への信頼感を取り戻し、安心・安全な人や社会とのつながりを維持していける対処法を身につけることを学びました。
　参加者からは「自律神経系のモードが行き来することを学べて、大変よかった」「自律神経を整えることで、心の状態を調整できるということがわかってよかった」「脳の調整が体を整えることでできるということを知り、大変参考になった。今後、生活の中で試していきたい」など、受講して満足したというような意見が多く寄せられました。

【講座内容】
　■はじめに
　　・すべての反応は、適応的な反応、生存に役立つ行動
　　・意識の下で自律神経系が反応する
　　・自律神経系の反応パターンは人それぞれ違う
　■今日の目的
　　・自分の自律神経系の反応パターンを知る
　　・「安全である」という感覚を味わう
　■講義　自律神経系について知る
　　・自律神経の役割
　　　　一人ひとりに備わった監視システム
　　・自律神経系３つのモード
　　　　固まる・凍り付くモード、攻撃・怒る・逃げ出すモード、
　　　　社会的つながり、安全・安心モード
　　・調整システム　ブレーキとアクセル
　　・協働調整と自己調整
　　　　協働調整：社会的つながり関係にある人同士が互いに調整しあうこと
　　　　自己調整：他の人の助けなしに自分の行動を調整すること
　■ワーク　自律神経のパターンについて考える
　■エクササイズ　調整の方法を知る