[開催報告男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]
【6/20(木)】第28期男女共同参画アドバイザー養成塾 オリエンテーション・第2回講座を開催しました!
- 開催日:
- 6月20日(木)13:30~15:30
この日の午後は、まずオリエンテーションにより、男女共同参画アドバイザー養成塾(以下「アド塾」)で学ぶ上での注意事項とカリキュラムを確認し、その後の第2回講座では「男女共同参画アドバイザーは何をする人?~男女共同参画啓発事業を実施する意義と効用~」と題する講義によりアド塾の概要を学んだほか短いグループワークを行いました。
この第2回講座のねらいは、男女共同参画アドバイザーに求められる役割やジェンダー平等の視点について学び、第27期アド塾修了生の講話をとおしてアド塾の到達点を知るとともに、グループワークをとおして自らの意見を述べ、他者の意見に耳を傾けることの大切さを実感することでした。
受講者からは「女性の参政権が認められてから、まだ100年程度しかたっていないということを改めて気づかせていただきました」「ディスカッションを通して人の意見を聴き、結論まで導くことは楽しく有意義であるということを実感した」等の感想が寄せられ、男女共同参画アドバイザーに求められる資質やスキル、果たす役割などに対する理解を一層深めることができました。
この第2回講座のねらいは、男女共同参画アドバイザーに求められる役割やジェンダー平等の視点について学び、第27期アド塾修了生の講話をとおしてアド塾の到達点を知るとともに、グループワークをとおして自らの意見を述べ、他者の意見に耳を傾けることの大切さを実感することでした。
受講者からは「女性の参政権が認められてから、まだ100年程度しかたっていないということを改めて気づかせていただきました」「ディスカッションを通して人の意見を聴き、結論まで導くことは楽しく有意義であるということを実感した」等の感想が寄せられ、男女共同参画アドバイザーに求められる資質やスキル、果たす役割などに対する理解を一層深めることができました。
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オリエンテーションでは、アド塾での学びについて、注意事項を確認したのち、講義要覧の使い方を中心に解説が行われました。
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「男女共同参画」「男女平等」「ジェンダー平等」は、日本社会だけでなく、世界の国々が向き合い続けている最重要の課題で、SDG’sの5番目に掲げられています。
では、どうしたらこの課題を解決していけるかについては、政府が呼びかけ、大々的に啓発を進めていますが、自治会やこども会、老人会、PTAといった地域コミュニティーでコツコツと取組を進めることが、より重要であると考えています。なぜでしょう?男女共同参画は、一様ではなく、地域社会ごとに解決されるべき優先課題があるからです。
「男女共同参画アドバイザー」とは、そうした地域社会のリーダー的役割を果たせる人材のことです。
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1995年9月に中国・北京で開催された国連第4回世界女性会議に出席したヒラリークリントンさんの演説の抜粋をお聴きいただきました。YouTube で視聴できます。<動画はここをクリック>
このスピーチは女性の権利運動にとって非常に重要だと認識されています。スピーチは全部で22分程度ですが、ちょうど15分ぐらいのところでの発言が ”Human rights are women‘s rights and women’s rights are human rights, once and for all.” というもので、ここまでにも大きな拍手が起きていたのですが、この発言に賛同の拍手が鳴り響いています。
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アド塾の到達点を知るため、第27期アド塾修了生の内山通子さんにアド塾での経験と修了後の活動についてお話いただきました。
内山さんは、昨期の修了生で、アド塾最終の企画発表会でグループ企画の一つ「女性が活きる防災力アップセミナー~災害時に気づいて行動できる自分になるために~」を発案された方で、ご自身の企画案がグループワークを通して、ブラッシュアップされていく過程を振り返って、「経験も考え方も、価値観も違うメンバーが一つのものを作り上げることの難しさをグループワークのたびに痛感しました」と述べました。同時に、企画発表会でグループメンバーが一人としてかけることなく、寸劇を交えたプレゼンテーションを行えたことは、「今後活動しようとする地域には様々な価値観や考え方の違う人たちがいて、その中でいかに課題を解決していくかと言うことを身を以て学ぶ場がアド塾だった」と総括されました。
内山さんは、アド塾修了の2日後には、ご自身の地域の自治会で「ジェンダーの視点で考えてみよう!地域のこと・防災のこと」と題する研修会を開催するなど、地域リーダーとして活躍されています。
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グループワークは、アド塾の「キモ」というか「ツボ」というか、いっそのこと英語で、“Key Element” というべき、アド塾がアド塾たる所以です。つまり着座して講義に臨むだけではない「参加型」講座であることをご理解いただくことを目標として、早速、簡単なグループワークも体験していただきました。
このグループワークでは、自身の災害体験を踏まえて、お住まいの地域における防災上の問題点をネガティブな表現で簡潔な文章にするというもので、お住まいの性質に合わせてあらかじめグループ分けした3つのグループで議論し、結果を発表していただきました。
写真は、Aグループのもので「正確かつ必要な情報が入ってこない」というものでした。