兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【7/6(木)】第27期男女共同参画アドバイザー養成塾第3・4回講座を開催しました!

男女共同参画

[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]

【7/6(木)】第27期男女共同参画アドバイザー養成塾第3・4回講座を開催しました!

開催日:
7月6日(木)10:00~16:00
 第3、4回講座は、講師に第27期男女共同参画アドバイザー養成塾(以下「アド塾」)コーディネーターの冨岡朝子(とみおかともこ)さんをお招きし、午前午後にわたって「男女共同参画推進イベントの企画と広報~企画書に書き込む内容の選び方から広報の仕方まで~」と題して、発信力の講義と演習を実施しました。
 冨岡さんは、かつて、当センターの情報アドバイザーとしてアド塾の運営に携わっておられたほか、センター内に設置された女性活躍推進センターでは女性活躍推進専門員として勤務されていました。現在は、公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会西日本支部にて、プロジェクトひょうご副代表を務めておられます。今回のアド塾では、男女共同参画推進の豊かな経験に加えて、実践的なNPO活動の経験を踏まえて、アド塾コーディネーターとしてご参加いただきました。
 この日の午前の講義では、まず(1)アド塾の目的である男女共同参画を推進するための地域に密着した企画啓発活動について「AC Japan 寛容ラップ」の動画から、集団の活動では他者の尊重が重要であることを、(2)男女共同参画の視点について「セイバン ランドセル選びドキュメンタリー」の動画からアンコンシャス・バイアスやジェンダー・ステレオ・タイプが小さい頃からすり込まれることを理解するとともに、(3)企画のタネに関するグループワークをとおして分かりやすい啓発テーマの見つけ方を身に付け、(4)アド塾で実施する企画書の書き方を学びました。
 引続き午後の講座では、(5)企画の根拠としての情報収集や活用についてのグループワーク、最後に(6)訴求効果の高いチラシの作り方をびました。
 受講者からは「他の人の企画について聴く中で、男女共同参画社会づくりに向けて、いろいろな課題があることや受講者の一人ひとりの様々な思いがあることがよくわかり貴重な学びでした」などの感想があり、講座満足度の高さがうかがわれました。
    <写真1 「ACジャパン 寛容ラップ」から学ぶこと>
     第2回講座(6/22)に引続き、「男女共同参画アドバイザーとは」何をする人かを復習する中で、ACジャパンの寛容ラップの動画から、求められるアドバイザー像として、なによりも「自分も相手も尊重する姿勢」の重要性を再確認しました。
    ※ ACジャパン 寛容ラップ https://www.youtube.com/watch?v=A2WGzdc_99U
    <写真2 「セイバン ランドセル選びドキュメンタリー」から学ぶこと>
     5歳の子どもに、ランドセルを選ばせるというドキュメンタリーで、①まず、子どもたちに自分の保護者が選びそうなランドセルを選んでもらい、その様子を保護者にみてもらう(保護者は子どもが自分の好きなものを選んでいると思っている) ②次いで、保護者に①の選択のタネ明かしをする ③その後、子どもに本当に自分が好きなランドセルを選んでもらう という一連のドキュメンタリー動画をアド塾生に見てもらい、5歳の子どものときから保護者を忖度して、そのジェンダーステレオタイプ(男らしい色、女の子らしい色)が身についていくことを確認しました。
    ※ セイバン ランドセル選びドキュメンタリー https://www.youtube.com/watch?v=r1Bic3Go2dY
    <写真3 グループで企画のタネを検討し発表するワーク>
     「企画のタネをみつけて育てるシート」(「企画のタネシート」)を作成する個人ワークのあと、グループでそれらの個人企画を検討し、代表企画を選んで発表するグループワークを行った。企画のタネシートは、①身近な地域などで困っている人や問題をみつける、②困っている人が希望する理想と、今の環境を具体的に考える、③課題の原因を具体化し、解決方法を自分ができることで考える という3つのステップをとおして、企画書の効率的な作成方法を身に付けることを目指しました。
    <写真4 イーブン情報図書室で企画の根拠資料をみつける演習>
    午後から、どんな情報がどこにあるか、どうやってみつけるか、どのように利用するか、といった情報収集・活用の基本的な知識やスキルについてひととおりの講義のあと、男女共同参画に関する専門図書館であるイーブン情報図書室の利用の仕方を身に付ける情報活用ワークを行いました。4つのグループにわかれて、情報図書室でグループごとのテーマにしたがって情報を見つけ、その活用について検討しました。
    <写真5 グループごとに情報収集と情報の検討結果を発表>
     グループごとのテーマは、①男性社員が、育休を取得したいのに取得できなくて困っている、②交際相手からの暴力に多くの女性が悩んでいる、③家族(特に息子)による高齢者虐待が増えている、④学校や学習塾の先生が、子どものLGBTQの対応に悩んでいる の4つでした。写真は、③についての発表で、高齢者虐待の1位が息子で40.5%、2位が夫で、男性によるものが半数以上を占めることがわかったことや、なぜ男性によるものが多いのかをグループで考察した結果が報告されました。
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