兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【8/19(木)】男女共同参画セミナー
「女性の貧困と子どもの貧困~要因から解決策を考える~」を開催しました!

*終了いたしました。
男女共同参画

[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]

【8/19(木)】男女共同参画セミナー
「女性の貧困と子どもの貧困~要因から解決策を考える~」を開催しました!

開催日:
8月19日(木)10:30~12:30
 社会学者(博士)で専門社会調査士の神原文子(かんばらふみこ)さんをお招きし、男女共同参画アドバイザー養成塾公開講座/男女共同参画セミナー「女性の貧困と子どもの貧困~要因から解決策を考える~」を開催しました。
 この講座では、日本において女性と子どもが貧困に陥っている現状やその起因となっている政治・経済・社会的背景等について、様々なデータに基づき解説くだるとともに、そうした貧困を打開するために何が必要であるかを支援制度の構築や社会構造の見直しを含め、わかりやすくお話しくださいました。
 とりわけ、近年、子づれシングル(子どもを養育している無配偶の生活者)が排除される生きづらい社会構造が常態化する状況にあって、そのような「生きづらさ」がコロナ禍において深刻化していることが示されました。そして、経済的・政治的・社会的・文化的自立に向けた公平性や公正性を担保することによって、子づれシングルを包摂する社会モデルの構築が急がれることが強調されました。
 受講生からは、「女性の貧困の仕組みを就業率・雇用形態の実態などデータに基づき説明いただいたことで、子づれシングルの現状を深く知ることができました」「1985年が女性の貧困元年であること、女性の社会的排除や生きづらさが具体的にわかりました」「一人親へのサポートはもちろんのこと、子どもへのサポートを何か考えていきたいと強く感じさせてくれる講座でした」等の感想があり、女性と子どもが生きづらい日本社会の課題解決に向けて考える有意義な時間となりました。
    神原さん:男女雇用機会均等法が制定され、女性差別撤廃条約を批准した1985年が女性の貧困元年
    神原さん:日本には、ひとり親家族を排除する社会のしくみがあり、それがコロナ禍でいっそう深刻化している。
    質疑応答に答える神原さん:相対的貧困とは、どういうものか。
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