兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【9/30(木)】男女共同参画セミナー
「女性のキャリア形成を促進する組織づくりと教育~自衛官と公立学校長との経験及び意識形成の観点から~」を開催しました!

*終了いたしました。
男女共同参画

[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]

【9/30(木)】男女共同参画セミナー
「女性のキャリア形成を促進する組織づくりと教育~自衛官と公立学校長との経験及び意識形成の観点から~」を開催しました!

開催日:
9月30日(木)13:30~15:30
 竹本教育研究所代表の竹本三保(たけもとみほ)さんをお招きし、男女共同参画アドバイザー養成塾公開講座/男女共同参画セミナー「女性のキャリア形成を促進する組織づくりと教育~自衛官と公立学校長との経験及び意識形成の観点から~」を開催しました。
 竹本三保さんは、女性海上自衛官の草分けです。大学卒業後、海上自衛隊幹部候補生学校に入校、自衛隊内で着実にキャリアを積まれ、青森地方協力本部長、中央システム通信隊司令などの要職に就かれました。自衛官退官後は民間人公募校長として大阪府立佐山高等学校長に就任され、その後地元奈良県教育委員会参与を歴任されたご経験を踏まえて、「女性のキャリア形成を阻む社会的・教育的阻害要因」「女性のキャリアを促進する重要な要素」「女性がキャリア形成できる組織とは、どんな組織か?」「女性のキャリア形成が、社会(家族・地域を含む)に与える影響」「喫緊にジェンダー平等の実現を必要とする社会のあり方」の5つの柱を立ててお話しくださいました。
 特に、自衛隊の経験を踏まえた「女性のキャリア形成を阻む社会的・教育的阻害要因」についてでは、女性活用の理念として「男女区別平等論」を提唱され、男性と女性は共に人間の営みに必要な資質を分かち合っているという観点を強く主張されました。また「女性のキャリアを促進する重要な要素」では、近年の「ワークライフバランス」に対し、組織の構成員が個人の事情を互いに補い合いながらそれぞれの資質や技能を発揮し、組織としては業務の効率化・合理化等を図り業務環境を改善、構成員の士気を高めるという個人と組織の調和を促進する概念として「ワークライフハーモニー」を提唱されました。
 受講生からは、「ピンチは経験、チャレンジする勇気が大事など、心構えの大切さを学びました」「ワークライフバランスではなくワークライフハーモニーという表現はなるほどと思いました」「家庭との両立や夫婦関係など大変なことがいろいろある中、それらをパワーにする力を感じられました」等の感想があり、これから地域リーダーとして男女共同参画社会の実現を目指して活動していく勇気とパワーを充填できた有意義な講座となりました。
    講義の全景:講義のはじめにブリッジング=橋渡し効果について解説された。
    竹本さん:会議などに参加して自分は何がほしいんだ、ということを明確に意識しておくと目的を達成しやすくなる。
    竹本さん:日本は目の上のたんこぶ。地図を逆さにしてみると、大陸の東アジア諸国は、日本が邪魔になって太平洋に出てこられないことがよくわかる。
    竹本さん:女性自衛官は、はじめのころ500人程度だった。昨年末で3500人まで増えたがまだ7%程度。やがて10%を目指すとしている。10年ほど前に艦長も誕生し、最近になって潜水艦にも乗務するようになった。女性の活躍の場はどんどん広がっている。
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