兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【10/27(木)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾第17・18回講座を開催しました!

男女共同参画

[開催報告男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]

【10/27(木)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾第17・18回講座を開催しました!

開催日:
10月27日(木)10:30~15:30
 この日は、カリキュラムでは午前実施予定の第17回講座「効果的なプレゼンテーション手法~聴き手の心をつかむプレゼンテーション~」を午後に、午後実施予定の「会議の基本とグループ運営(短い演習を含む)」を午前に実施しました。いずれも講師は、NPO法人SEAN理事長の小川真知子(おがわまちこ)さんで、地域社会で男女共同参画の推進に取り組むための実践力の習得を目的とした講座です。
 午前は3つのグループに分かれ、失敗しない会議の開き方とグループ運営のスキルについて、基本的な知識とスキルを学び、グループ毎に模擬的に会議を開催しそれらの知識とスキルを体験しました。
 午後は、グループにわかれて、受講生それぞれが持ち寄った企画を発表し改善点を検討し合うワークをとおして、受講者が地域リーダーとして自身の思いや意図を地域住民や地域の行政担当者等に的確に伝えていくための手法の習得に努めました。
 受講者からは「ジャッジしたくても保留というのが具体的でよく分かりました」「実りのある会議として運営のルールを決めることの大切さが分かりました」「話を聞いて終わりではなく何か行動が変わるようにという言葉がとても刺さりました」「感想をシェアしたり他の人のプレゼンをきいたりすることで自分の不足している点に気づくことができました」などの意見・感想があり、それぞれの企画をブラッシュアップする助言等を交換・確認できたとともに、地域リーダーとして仲間や地域住民とともに会議を運営していく手法や、聴き手の行動変容を促すプレゼンテーションの基礎を学ぶことができました。
     午前のワークは、会議メンバーが攻撃的か、受け身か、作為的かなど、メンバーのタイプによって伝え方をかえる必要があることを体験する演習と、グループ運営のルールを作成するというものでした。
     グループ運営のルールを作成するワークについてのCグループの発表では、まずグループの目的に「地域リーダーとしてのスキルを学ぶこと」を設定し、これを達成するためのルールとして、①対面(=リモートではない)で行なうこと、②会議の事前準備をしっかりすること、具体的にはメーリングリスト等を活用して意見を出し合い互いの考えを共有する一方、反論はしないことを徹底するなど、③議事録を作成し共有すること、後日意見を言えるように会議結果を見える化することにより、誰かが欠席したら運営できなくなるのではなく、誰が欠席しても会議を成立させるようにするなど、有意義なワークになりました。
     この日が提出期限であった各人の企画書について、プレゼンテーションの3つの表現ポイント:①身体表現、②視覚表現、③言語表現に注意しながら、各グループ内でプレゼンテーションする演習を実施しました。
    小川さんは、まずプレゼンテーションとは聴き手の行動変容を促す手法であるとしたうえで、とりわけ、アド塾で学ぶプレゼンはジェンダー平等を推進するためのイベントの実施を地域住民に理解してもらったり、行政に採択してもらったりすることを目的としていると解説しました。また、プレゼン時に特に注意していることとして、できるだけ全身がみえるような位置に立つことを心がけていると述べました。
     各人が行なうグループ内プレゼンの持ち時間を測るため、各グループにタイマーが配付されました。内容はよかったけれどプレゼンの時間を超過してしまったために選ばれなかった企画もあることなど、行政で採択されるためには時間厳守が必要という具体例が紹介されるとともに、12月15日の企画発表会における評価ポイントが示されました。
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