兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【11/15(火)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾第21・22回講座を開催しました!

男女共同参画

[開催報告男女共同参画アドバイザー養成塾終了セミナー]

【11/15(火)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾第21・22回講座を開催しました!

開催日:
11月15日(火)10:00~16:00
 この日の講座は、みだしのアド塾第21・22回講座と令和4年度男女共同参画推進のためのファシリテーター養成基礎講座を合わせて開催するもので、アド塾生に加え、アド塾の修了生や男女共同参画推進員地域連絡会議のメンバーの方々からも受講者を募集して実施しました。講師は先週に引続き、日本ファシリテーション協会理事で、国際ファシリテーション協会認定ファシリテーターである水江泰資(みずえひろよし)さんをお招きし、「演習をとおして学ぶファシリテーション~様々なファシリテーション・スキルとその活用~」と題し、地域活動を行うために必要となるファシリテーションの知識や基本的なスキルについて、実践的なワークを中心に大変わかりやすくご指導いただきました。
 受講者からは「演習を通して具体的に会議を運営する技法の使い方を見て、学んだことの復習ができました」「会議を設計するという点において、学びを少しは活かせたと思います。やはりトレーニングが必要だと思いました」「ファシリテーションの奥深さを学ぶとともに演習から多くのことが習得できた。聞き上手になって今後に活かしていきたい」などの意見・感想があり、午前午後それぞれの課題解決型ワークをとおして、参加者の活発な発言を促すとともに、会議参加満足度を向上させるための具体的な声掛けなど、実践的なスキルを数多く学ぶことができました。
    <さまざまな自己紹介>
     午前は、前回のふりかえりを中心に相手に印象を残す自己紹介の仕方、会議を運営するためのフレームワークについて学ぶとともに、課題解決型の演習を行いました。
     3つのグループに分かれて、グループ内で順番を決めて自己紹介をしていき、それぞれの自己紹介の特徴に注目するワークを行いました。自己紹介は会議で本題に入る前に場を温めるための重要なスキルであり、会議の目的に沿っていくつものパターンを持っておくことが有効であることが示されました。
    <居酒屋チェーンの8人の困った店長たち>
     午前二つ目のグループワークの課題は次のとおり。
     とある居酒屋チェーン店が各店の従業員を対象に店長に関するアンケートを実施したところ、8人の困った店長が浮かび上がりました。そこで受講生らが3グループに分かれ、同チェーン店の営業企画部員として、これら8人の誰から辞めてもらうかを合議するというものでした。
     正答のない課題でしたが、どのグループも課題解決型会議の進め方のスキルである[基準を決める]を的確に実行でき、合理的な結論に達しました。
    <レジャーランドのゾーニングを推理する>
     午後はまず2つのグループに分かれ、各人に配付された個別の情報をもとに、レジャーランドのゾーニングがどのようになっているかを推理し、与えられた課題に回答するというグループワークを行いました。
     このワークの目的は、①情報共有の仕方、②情報整理の基準、③ファシリテーター、記録係、タイムキーパーなどの役割分担、④合意方法の決定など、これまで学んだスキルを活用できるかを問うものでした。どちらのグループも正答にたどり着きましたが、正答を出すことに気を取られ、どうしても声の大きい受講者の意見に引きずられ、全員が納得しつつ会議を進めるというファシリテーションの基本が十分に発揮できなかったようでした。
    <心ゆくまで聴いてもらいましょう>
     最後のワークは、4人一組の4グループに分かれ、ファシリテーションの基本である傾聴の演習を行いました。この演習は、A:話し手、B:聴き手、C:フィードバック・要約する役(2人)に分かれ、傾聴・質問・要約を行なう演習を役割を変えて4回行いました。
     話のテーマは(A)が誇りを感じたことでした。また演習の目的は、(B)が質問を考えることに気を取られ聴くふりをしてしまい傾聴していないことを改め絶対的傾聴を心がけること、(C)が話の内容を的確に要約することにより、(A)が自身の話を聴いてもらったんだという満足感を得られることでした。
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