兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【3/18(土)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾実施企画/男女共同参画セミナー
「木管の響きにジェンダー平等を想う~アンサンブル・レ・リアンが奏でる男女共同参画の調べ~」を開催しました!

男女共同参画

[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾]

【3/18(土)】第26期男女共同参画アドバイザー養成塾実施企画/男女共同参画セミナー
「木管の響きにジェンダー平等を想う~アンサンブル・レ・リアンが奏でる男女共同参画の調べ~」を開催しました!

開催日:
3月18日(土)13:30~15:00
 県立男女共同参画センターでは、男女共同参画を体系的に学び、地域で主体的に活動できる人材を育成する「男女共同参画アドバイザー養成塾」を毎年開催しています。このたび、第26期(令和4年度)の修了生が学習の成果を活かし、男女共同参画社会の実現を図るために企画したみだしのセミナーを開催しました。
 当日は、企画した修了生が所属する東播磨地域男女共同参画推進員連絡会議の仲間も駆けつけ、受付などを担当しました。
 今回のセミナーは、木管五重奏のアンサンブルが、男女共同参画の課題と結びついた様々な楽曲----女性作曲家の作品であったり、作曲の背景にジェンダー平等の課題が潜む作品であったりを演奏するほか、毎日の暮らしに音楽の楽しみを取り入れる演奏者の皆さんが、夫婦や家族との絆をどのように大切にしているかなどをお話いただくことにより、参加者それぞれが暮らしの中のジェンダー課題に気づき、今後の男女共同参画の取組みに役立てていただくことを目指しました。
 演目は全12曲で、次のとおりでした。( )内は作曲家名
 ① happiness(岡田 実音 おかだ みお)
 ② 卒業写真(荒井 由実 あらい ゆみ)
 ③ Let It Go(Kristen Anderson-Lopez and Robert Lopez)
 ④ 木管五重奏のための3つの小品(イベール)
 ⑤ 山の音楽家じゅんばん協奏曲(チャイコフスキーほか)
 ⑥ 川の流れのように(見岳 章 みたけ あきら)
 ⑦ 花は咲く(菅野 よう子 かんの ようこ)
 ⑧ 津軽海峡・冬景色(三木 たかし みき たかし)
 ⑨ 組曲カルメンより(ビゼー)
 ⑩ きらきら星12の変奏曲より(モーツァルト)
 ⑪ 生命の奇跡(村松 崇継 むらまつ たかつぐ)
 ⑫ 紅蓮花(草野 華余子 くさの かよこ)
<ポップスの世界でみるジェンダー平等>
・ 文春オンライン「紅白が「男女同数」を止めたら何が起きる? 民放特番の男女比に見る“衝撃の事実”《女性比率はMステ32%、FNS歌謡祭37%》」に掲載の2021年における紅白歌合戦と民放各局の音楽特番の出演者ジェンダー比を示したグラフです。
・ このグラフから、民放局においては、出演者に占める女性アーティストの割合が男性アーティストのそれに比べて著しく低いことが判る一方、紅白ではその名のとおり男女比50:50であることが判ります。
・ この評論では「結果的にではあるが、『紅白』の男女同数の制度は、音楽ヒットにおけるジェンダーギャップを埋めるためのアファーマティブ・アクション─差別や不平等を解消させる策として機能してきた」としています。
<Let It Go>
・ 2013年のディズニーアニメ映画「アナと雪の女王(邦題)」の主題歌として、夫妻の楽曲制作チームであるクリスティン・アンダーソン=ロペス(作詞)とロバート・ロペス(作曲)によって書き下ろされた最初の楽曲です。
・ トニー賞歌手でありブロードウェイ女優でもあるイディナ・メンゼルの歌唱を前提に、ディズニーの過去の名作に大きな影響を受けて制作された本作は同年のオスカーを受賞しました。この楽曲は劇中におけるエルサ(雪の女王)の性格描写に大きく影響し、当初の脚本で悪役として描かれていたエルサを物語の主役の1人として書き直させることになりました。
・ また2013年12月6日のニューヨーク・デイリーニュースは、本作(が表現したいこと)は「ガール・パワーへの賛辞であり、恐怖や羞恥を解き放ち本当の自分になるための必要性」であると解説しています。
<アンサンブル・レ・リアン>
・ 「リアン」とは、フランス語で「絆」という意味です。アンサンブル・レ・リアンは、音楽をとおして社会と繋がり、絆を深めていく活動を進めていくことを目標として結成されました。日々の仕事、家事、育児と音楽活動を両立させることで、毎日の営みの豊かさや、性別を超えた暮らしの質の向上を目指して、施設訪問、子ども会での演奏等、地域活動に重点をおいて演奏活動を行っています。
<生命の奇跡>
・ 作曲は作曲家でピアニストの村松 崇継(むらまつ たかつぐ)が作曲、イギリスの作曲家で音楽プロデューサーのロバート・ブライズマンが作詞し、同人が主宰するソプラノ・ユニット「Libera(リベラ)」に提供した3つの楽曲の第3作です。
・ 医師で作家の海堂 尊(かいどう たける)原作の「マドンナ・ヴェルデ」「ジーン・ワルツ」を原作とするNHKドラマ「マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~」の主題歌となりました。
・ このテレビドラマは、代理出産をテーマとした医療ミステリーで、リプロダクティブ・ヘルス/ライツにも言及した作品です。
・ 代理出産を巡る当事者の関係性の中には
・ 「女性は子どもを産んで育てるからこそ尊重され女性としての価値がある」というジェンダーバイアスが潜んでおり、代理出産にかかる医療法の整備や制度設計を妨げるなど、不妊治療を巡る議論において、大きな課題となっています。
<紅蓮華>
・ 言わずと知れたテレビ・アニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)・立志編」のオープニングテーマです。アニメの社会現象的な大ヒットとあいまって、この曲を作詞作曲した2人の女性の名声を大きく高めました。
・ この曲が配信された2019年4月、女性アニソン・シンガーで作詞を担当したLiSA(織部里沙)はすでに一定の名声を確立していましたが、作曲の女性シンガーソングライターで、作詞作曲家・草野華余子(くさのかよこ)は本作をきっかけに作曲家としての名声を確固たるものにしたとされています。
・ 草野はこれまでの作曲を振り返り、最も濃密な作り方をしたのは「紅蓮華」だといいます。それでも本作を「自分の曲だとは思っていない」とし、作詞や構成への提案など多くの関係者が「同じ熱量で曲と向き合ったからこそ、これだけ多くの人に愛された」といいます。
・ 音楽もジェンダー平等も“Diversity & Inclusion”がキーワードだと教えてくれます。
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