第29期男女共同参画アドバイザー養成塾（以下「アド塾」）は、この日で全てのプログラムを終えました。
まず、男女共同参画推進員（以下「推進員」）神戸地域連絡会議・ドマソーラ神戸の高木富美枝（たかぎふみえ）さんの司会で企画発表会を実施し、３つのチームが次の順で発表を行いました。
１．チーム名　つながりの芽
「地域につながりの芽を咲かせよう～園芸活動でひろがる安心の輪～」
２．チーム名　ええグループ
「『名もなき家事』探求！～見えない家事からジェンダー平等を考える～」
３．チーム名　チームいわきた！
「子どもを未来の被害者・加害者にしない性教育～スペシャリストに学ぶ指導法～」
　各チームとも、パワーポイントによるスライドで解説しながら、寸劇やポスターを利用した多彩なプレゼンテーションでした。基礎知識の講座で学んだ男女共同参画の課題をもとに、実施したい企画の内容をわかりやすく熱意を込めて解説し、実践力講座・演習で習得したスキルやグループワークの成果を遺憾なく発揮したものとなりました。
　企画発表会に引続き修了式では、所長及び冨岡コーディネーターによる発表会の講評、投票結果の発表、修了証の授与と続き、所長が半年間を締め括り、第29期アド塾は閉講となりました。
　受講生、推進員、市町担当者及び関係職員による投票の結果、チーム　ええグループ　の「『名もなき家事』探求！～見えない家事からジェンダー平等を考える～」が、今年度の実施企画として選出されました。
　修了式後の交流会では、最多単位を取得した受講生、ベストリーダー（情報図書室で最も多くの書籍等を借りた受講生）の発表の後、受講生と推進員らが、それぞれ今年のアド塾に対する想いを１分間スピーチしました。
　受講生からは「初めは男女共同参画という言葉の意味すらきちんと理解しておらず興味本位で講座を受けたが、自分の意識が大きく変化した体験となった」「座学はもちろんのこと、プレゼンやファシリテーションの実践的な講座も多く、大変ためになった」「自分が企画してプレゼンすることは想像していなかったので思ったより濃密な時間となった。活動が広がっていくにつれ、世界が広がった様な気がしている」などの感想が寄せられました。