兵庫県立男女共同参画センター・イーブン

【9/26(木)】第28期男女共同参画アドバイザー養成塾第18回講座を開催しました!

男女共同参画

[開催報告男女共同参画セミナー男女共同参画アドバイザー養成塾]

【9/26(木)】第28期男女共同参画アドバイザー養成塾第18回講座を開催しました!

開催日:
令和6年9月26日(木)13:30~16:00
 この講座では、講師に第28期男女共同参画アドバイザー養成塾(以下「アド塾」)コーディネーターの冨岡朝子(とみおかともこ)さんの司会で、「プレゼンテーション(企画の発表)、投票及びグループ企画のセレクション」と題し、発信力の演習として、アド塾生一人ひとりが考案した啓発事業の企画を自身でプレゼンテーションし、アド塾生及び講座スタッフの投票により、次回講座からのグループワークでブラッシュアップしていく企画を選抜しました。
 全15企画のプレゼンテーションを終え、投票では次の3つの企画が選ばれました。
 A 「大学生の間に、もう一回だけ性教育受けとかへん?」プロジェクト
  ~書籍「3万人の大学生が学んだ 恋愛で一番大切な“性”のはなし」より~
 B 作って、食べて、異文化交流 ~多文化共生の地域づくりを目指して~
 C 防災に女性の参画を!~災害時の性犯罪・性暴力、DV被害を防ぐために~
 受講者からは「多種多様な企画があること、全て必要であることを実感しました」「みなさんのそれぞれのテーマの発表に共感できました」「みなさんの発表で大切な事をたくさん知ることができ、新たな気付きになりました」などの感想があり、10月10日からのグループワークに向け、アド塾生一同、初心を新たにしました。

※ コーディネーターの冨岡さんについては、昨年度の第3・4回講座の開催報告で紹介しています。
    <写真1 本日の流れを説明する冨岡コーディネーター>
     はじめに、冨岡コーディネーターが、本日の進行について説明をしました。
    <写真2 A 「大学生の間に、もう一回だけ性教育受けとかへん?」プロジェクト>
     「大学生の間に、もう一回だけ性教育受けとかへん?」プロジェクト~書籍「3万人の大学生が学んだ 恋愛で一番大切な“性”のはなし」より~ と題する企画が選ばれました。企画のねらいは、次のとおりです。
     自身の個人インスタグラムアカウントを利用して同世代の若者にアンケートを行った結果、57名が回答し、そのうち4分の3が「大学での性教育が必要」と回答しています。有名な俳優が出演するテレビドラマでは、予期しない妊娠や人工妊娠中絶、避妊等が、大きなテーマになっていることからみても、若者の関心が高まりつつある話題であるのは間違いありません。そこで、結婚や出産が現実味を帯びてくる社会人になる前に、改めて性について学ぶために、性別に関係なく平等な性教育の機会を提供したいと思っています。

    <写真3 B 作って、食べて、異文化交流>
     作って、食べて、異文化交流~多文化共生の地域づくりを目指して~ と題する企画が選ばれました。企画のねらいは、次のとおりです。
     加古川市外国人アンケート(2021年)によれば、回答者の半数以上が地域活動に参加できていないことがわかりました。加古川市は子育て世代への手厚いサポートを前面に出していますが、現状は子育て中の在留外国人女性が地域活動に参加する機会が少ないこと、在留外国人と地域住民が差別や偏見をのりこえ、ともに生きるための持続可能な交流が必要だと考えます。そこで、異文化を理解するためには、違いに気づき、その違いを理解し、その違いに共感し、互いが尊敬しあえる関係性を作る必要があると考えています。

    <写真4 C 防災に女性の参画を!~災害時の性犯罪・性暴力、DV被害を防ぐために~>
     防災に女性の参画を!~災害時の性犯罪・性暴力、DV被害を防ぐために~ と題する企画が選ばれました。企画のねらいは、次のとおりです。
     8月8日、気象庁は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。いつ発生するかは不明でも、必ずやってくる「南海トラフ地震」に備えておくことは必須です。災害時の性犯罪、性暴力、DVについて過去から学ぶため、多数の関連図書を編んだ認定NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべの代表者を講師に迎え、その講義を踏まえ、避難所の在り方など災害時の性被害・DV防止のためにどのような備えが必要か、参加者によるグループワークで意見交換し、学びを深め、今後の行動に繋げる機会にしたいと思います。

    <写真5 所長講評>
     皆さん、それぞれの個性が出た素晴らしいスピーチでした。質疑では多くの質問、意見、感想を聞くことができましたが、どれも批判的なものではなく、企画をより良くするための建設的な提案であったように思います。改めて、良い競争ができたのではないかと思っています。


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